
娘の友達は「中年男性と女子高生との禁断の関係を描いた恋愛サスペンス漫画」です。
中年男性と女子高生の恋愛、しかも娘の友達という倫理的にアウトだろって内容で、甘酸っぱいラブコメではありません。むしろ2人のいけない関係がどのように進んでいくのかをドキドキしながら楽しむサスペンス色が強い作品ですね。
著者は「萩原あさ美」先生で、コミックDAYSで連載中です。
それでは、今回もおすすめ漫画の「娘の友達 1巻」を紹介していきたいと思います。
※一部ネタバレ注意
娘の友達をおすすめできる人
普通ではありえない「禁断の関係」に燃える人や、ハッピーエンドになるかわからない「恐いものみたさ」がある人にオススメです。
本当はダメとは分かっていながらも、抑えきれない気持ちに突き動かされていく2人。しかし、お互いの立場を考えると恐らくハッピーエンドにはなれないのでしょう。それでも、先が気になって読み進めてしまうような作品です。
逆に、「中年男性と女子高生の関係なんて絶対ダメでしょ」という倫理観の強い人にはオススメできません。
個人的には、「登場人物の心情をあれこれ考えるのが好きな人」にもピッタリだと思います。この漫画は心理描写が複雑に描かれており、登場人物の心の内を想像する余地がふんだんに盛り込まれています。
特にヒロインである古都の本音は、本当に読み解くのが難しいです。色々と考えながら読むのもこの漫画の大きな魅力なので、考察を楽しみながら読んでみてください!
娘の友達1巻 主要人物
市川 晃介(いちかわ こうすけ)
引きこもりの娘を持つシングルファーザー。妻とは死別している。
会社の係長を務めており、近く課長へ昇進する話もでている。
責任感が強い真面目な性格をしており、周囲からの期待に応えるため理想の自分を演じている。しかし、内心は上手くいかない現実とのギャップに苦しんでおり、鬱々とした日々を送る。
如月 古都(きさらぎ こと)
美也(晃介の娘)と同じ学校に通う女子高生。
美也とは小学生時代からの友人である。
喫茶店でアルバイトをしており、喫茶店で晃介に助けられたことにより、晃介に興味をよせている。その言動の真意は不明で、謎の多い美少女。
市川 美也(いちかわ みや)
晃介の一人娘。
母親の死をきっかけに学校を休むようになり、引きこもり状態になっている。
娘の友達1巻 あらすじ
🐕娘の友達に惚れてしまったサラリーマンの話🐕 1/12 pic.twitter.com/WZxnaEYAgP
— 萩原あさ美 – 娘の友達⑤8月11日発売です (@hgwrasm) November 9, 2019
引きこもりの一人娘を持つ中年男性の父、晃介。
娘との関係や会社の人間関係など、周囲との関係が上手くいかない中、それでも良い父・良い社員でいようと理想の自分を演じ続けていた。
そんな本心を抑圧するような鬱々とした日々を過ごしていた晃介だが、ある日喫茶店で如月古都という美少女と出会う。古都のピンチを救ったことで関係を持つことになった2人だが、実は古都は娘の友達の女子高生だったのです。
頭ではダメだと分かっていても、古都の不思議な魅力と言動に振り回されていく晃介。はたして、2人の禁断の関係はどうなっていくのでしょうか。
娘の友達1巻 見どころ&感想
晃介の立場と心情に同情と共感を覚える
自分の本心を抑えてまで周囲の期待に応えようとする晃介。それでも娘や会社の同僚との関係は上手くいかず、その苦しみは誰にも理解されることはありませんでした。
そんな晃介には思わず同情してしまいますが、同時に共感を覚えました。晃介まで大変かは分からないけれど、誰しも本心を押し殺して理想の自分を演じる場面はあるのではないでしょうか。
例えば会社の上司や取引先と関わるときなど、本音で接するなんて難しいことですよね。本心では思ってもいない発言をしたり、したくない表情を作ったりしていると思います。
本心とは違う行動を取るのってかなりのストレスですし、気づかない内にその人の心を蝕んでいくのではないでしょうか。実際、晃介も「もう全部疲れた…」ってなっていましたし。
そんな晃介だからこそ救われて欲しいと思います。そして、それができるのは恐らく古都だけでしょう。
本当は望んではいけない禁断の関係ですが、2人に幸せな未来をつかんで欲しいと思っています。
男を狂わせる魔性の女 如月古都の不思議な魅力に引き込まれる
この漫画のヒロインである如月古都。彼女には不思議な魅力があります。
美少女っていうのもあるんですが、いつも柔らかい表情や笑顔でいるのに、どこか陰を感じるところに惹きつけられてしまうのかなって気がします。
私もですが、おそらくこの漫画を読んだ男性のほとんどが古都の虜になっているのではないでしょうか(笑)
まさに魔性の女って感じです。
実はこの漫画には「L’un des grands secrets d’une femme fatale.」というフランス語のサブタイトルがついており、その意味は「ファム・ファタールの大きな秘密」です。
ファム・ファタールは、男にとっての「運命の女」というのが元々の意味であるが、同時に「男を破滅させる魔性の女」のことを指す場合が多い。
出典:Wikipedia ファム・ファタール
とされており、古都を意図的に「魔性の女」となるように描いていることが伺えます。
まあ、これだけ魅力たっぷりの美少女に騙されるなら本望って感じですけどね(笑)
はたして、晃介にとって古都は「運命の女」なのか「男を破滅させる魔性の女」のどちらになるのでしょうか。
まとめ
以上、娘の友達の紹介記事でした。
中年男性と、その娘の友達である女子高生との禁断の関係を描くストーリーですが、徐々に泥沼にハマっていくような2人の関係にはドキドキしっぱなしで目が離せません。
理性ではダメだと分かっていても、本能では2人の関係の進展を望んでいるって感じです。
2巻ではこの関係に拍車がかかっていくのでしょうか?
早くつづきが読みたいです!