
日常の中で人ならざるものを見たことはありますか?
今回紹介する「見える子ちゃん」は、ある日とつぜん異形な存在が見えるようになった主人公「みこ」が、異形たちを無視し続けるという話>です。
ホラー系の話って、幽霊が出たらそれに立ち向かったり何かしらの対応をすると思うのですが、この漫画はとにかく無視!異形が出ても気づかない振りをし続けるという今までにない新感覚なホラーコメディ漫画です。
異形な存在の絵はかなり不気味ですが、話自体はクスッと笑えるようなコメディ要素が入っています。
ですので、「怖いのはニガテだけど少し怖い話だったら興味がある」って人におすすめです!
見える子ちゃんの概要
見える子ちゃんは「泉 朝樹」先生により、2018年11月に連載が始まった作品です。
Twitterが発祥で、泉先生がTwitterでこの作品を発表したところ、非常に話題になり「ComicWalker」で連載が決定しました。
1話目UPから2週間で連載が決定したらしく、その話題ぶりが伺えますね。
「次にくるマンガ大賞 2019」のWebマンガ部門10位にランクインしており、またその他複数のランキングや賞に選出されるなど、実績もある作品です。
もともとは「双子の兄弟と双子の姉妹のドタバタバイオレンスコメディ」と「ヤバいのが見えるようになったJKが全力で見えないフリする話」のどっちを書くか迷っていたみたいですが、奥さんに相談して後者を選んだそうです。
ちなみに、タイトルの「見える子ちゃん」も奥さんが考えたとか。
見える子ちゃんの主要人物
四谷 みこ
この漫画の主人公。
黒髪美少女の普通の女子高生。
ある日突然異形なものが見えるようになってしまう。
毎回現れる異形たちに怯えつつも、気づかない振りをしようと頑張っている。
毎回泣きそうになるものの、そのスルー力は絶大。
百合川 ハナ
みこの親友。
ショートカットのかわいい女の子。
しかも巨乳。
同じ学校に通っており、性格はとっても明るい。
非常に大食いで、食べてもすぐにお腹が減ってしまうほど。
本人いわく「朝後ごはん」という朝ごはんの後のごはんがあるらしい。
生命オーラが人よりも強く、異形のものを引き寄せやすい体質で憑かれやすい。
本人はそれに気づいていないが、お化け屋敷など怖いものが大のニガテ。
二暮堂 ユリア
みことハナの同級生。
ツインテールとキノコの髪どめが印象的な女の子。
みこと同じく異形なものが見える体質で、霊能者を目指している。
そのせいで友達ができず、ボッチである。
みこが自分と同じ体質であることを知り、接近しようとするが、度重なる勘違いからみこのことを恐れている?
見える子ちゃんのおすすめポイント
圧倒的画力によるギャップ
出典:見える子ちゃん コミックス1巻より
絵のギャップ(笑)
まさに天使と悪魔。
かわいい絵と不気味な絵をここまで書き分けられるのがすごいです!
やっぱり絵が上手い漫画って良いですよね。
毎度回を重ねるごとに可愛さが増していくみこちゃんと、どんどん怖くなっていく異形たちのギャップに目が離せません!
みこ視点で見る怖い景色が面白い
みこちゃんは普通の人間には見えないものが見える体質です。
なので、人とは全く違う景色が見えてしまいます。
例えば、捨て猫を拾う話があります。
親友のハナは猫を見て「かわいい!」とテンションが上がりますが、そこには異形の存在がいました。
それを見て、みこのテンションはだだ下がり。
異形を無視しつつ、周りとなんとか話を合わせようとする姿は見ていて面白いです(笑)
出典:見える子ちゃん コミックス1巻より
やっぱりホラー 異形に気づかれてしまうと…
基本的に異形の存在は、直接的に危害は加えません。
逆に言うと、見えることに気づかれると襲ってくることが。
みこちゃんも頑張って無視をしようとしますが、たまに見えることに気づかれてしまいます。
そして、「見えてる見えてる」と笑いながら襲ってくる異形たち。
そのたびに、たまたま周りの人に助けられたり、神的な存在?に助けられたりして難を逃れています。
しかし、そんな幸運がいつまで続くのでしょうか?
あの時、助けてもらえなかったらどうなっていたのか。
考えるだけでゾッとします。
みこちゃん自身には祓うような力がないので、いつか大変なことになるのではとハラハラして目が離せません。
さいごに
以上、見える子ちゃんの紹介でした。
ホラーコメディ漫画ということで、怖さも笑いも楽しめる作品になっています。
すごい怖いわけではないし、爆笑するような内容でもないですが、少し怖くて、少し笑える。
そんな話だと思います。
だからこそ、この作品にハマったのかもしれません。
なんかゆるーく楽しめる作品って好きなんですよね。
日常アニメとかに近い感覚?
あとは何よりもみこちゃん自身と、 みこちゃんの反応が可愛い過ぎます!
絵だけでお金払う価値がある(笑)
早くつづきが読みたいです!