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【見える子ちゃん】ついにスルー卒業か?みこが化け物に宣戦布告!(3巻感想)

「見える子ちゃん」は、ある日とつぜん異形の存在が見えるようになった女子高生が、異形たちを無視し続ける話です。

「次にくるマンガ大賞 2019」のWebマンガ部門10位にランクインしており、またその他複数のランキングや賞に選出されるなど、実績のある作品です。

コミックス3巻を読んだので、あらすじと感想を書いていきます。
※ネタバレ注意

見える子ちゃん3巻 あらすじ

善人か?悪人か?臨時教師「遠野 善」の本性

2巻の終わりでみこのクラスの臨時教師として赴任してきた「遠野 善」。常にポーカーフェイスで感情というものが無い印象。ドス黒い猫の化け物に憑かれており、動物を虐待しているのでは?という疑惑がありました。

しかし、本当は虐待などしておらず、弱っている猫を保護している心優しいねこ好きの人間でした。それは、目の前で車に引かれそうになった猫を身を挺して守るほど。そして、そんな善の過去が判明しました。

善は小さい頃からずっと母親の「支配」を受けており、それは躾とは言えないような厳しい教えでした。テストで100点を取れないと、その理由を問い詰められ、友達との交流も許されない。「母親のためだけに生きろ」と刷り込まれていました。

そんな善の唯一の心の拠り所が猫でした。たまたま拾った猫を家の物置で育て始め、その影響で善にも笑顔が見えるように。しかし、またもや母親によってその幸せは壊されてしまいます。

なんと、母親に猫が殺されてしまったのです。恐らくこの瞬間、善の心は完全に壊れ、感情というものが無くなってしまったのではないでしょうか。

スルー卒業か?ついに化け物に立ち向かうみこ!

善の母親はすでに亡くなっていますが、その支配は死後も続いていました。なんと、異形となって善の体に取り憑いていたのです!そして、みこの前に現れる母親の化け物。その姿はまるで蜘蛛のような見た目です。(「執着 ≒ 粘着 ≒ 蜘蛛の糸」とかそんなイメージでしょうか)

善が今でも母親に支配されていることに気づいたみこ。今まで異形に対し無視を続けてきましたが、善を救うため「もう自由にしてあげて」と、母親の化け物に言い放ちます!その瞬間みこに襲いかかる化け物!

絶体絶命のみこでしたが、なんとか助かり、化け物は消えていきました。消える寸前まで善に執着する母親でしたが、長い時を経て善は母親から開放されたのでした。

それと同時に善に憑いていた猫の異形も消えますが、その色はキレイな色をしていました(ドス黒い色をしていたのは、母親の化け物のせいだったんですかね)。そして、消える瞬間に善の手を舐める猫。きっと感謝と愛情の表現だったのではないでしょうか。

2巻「さんかい」の意味が判明!

みこが母親の化け物に襲われたとき、それを助けたのは神のような異形の従者でした(2巻登場)。みこを助けた後、従者は指を3本突き立てます。その意味は「みこを助ける回数」でした。

助けてあげるのは3回までで、今回で3回目ということですね。(1回目は曰くつきのトンネルで、2回目は公園。神社はカウントされないのかは謎)。ちなみに、この3回はみこが神社でお祈りした時に「おねがいします」と言った回数と一致しています。

今回で3回使い切ってしまったみこですが、今後降りかかる災難をどうやって乗り越えていくのでしょうか?

見える子ちゃん3巻 感想

みこちゃんの優しさに感動

これまで頑なに異形を無視し続けてきたみこちゃん。しかし、善を母親から開放してあげるために、今回初めて自分から異形に立ち向かいましたね!これは相当勇気のいる行動だったと思います。実際怖くて泣いていましたし。

以前にもハナを助けるために行動したりと、誰かのためならば危険を顧みずに動いてしまうようです。これらの行動から、とても優しい性格をしていることが伺えますね。さすが完璧美少女(おっふ!)

ちなみに、母親の化け物に襲われた後に見せた泣き顔は、とんでもなくかわいかったです!

ユリアは便所飯かわいい

みこちゃんに便所飯をしているところを見つけられ、みこハナと一緒に昼を食べることになったユリア。「これからも一緒に食べよう」と言われて、強がりながらも嬉しようにしているユリアには癒やされました

その後、ハナが空腹で倒れた際に、恥ずかしそうに友達の見舞いに来たと言っている姿もかなりのかわいいポイントでしたね。

2巻からずっといい味だしていて、個人的にお気に入りのキャラです!ちなみに、著者の泉先生には娘さんが2人おり、娘さんたちもユリアがお気に入りとか。

本巻のベストみこちゃん

お化け屋敷ではしゃぐみこちゃんです!

普段異形を無視しているので、どんなに怖くても声を出すことができません。しかし、お化け屋敷だったら思いっきり叫んでも大丈夫だと気づきます。おどかし役が出るたびに、楽しそうに叫ぶみこちゃんは、マジ天使でした!

中でも「近寄らないで!!」って叫んでるみこちゃんは、これまでの話でNo.1に可愛いので、絶対見て欲しいです!

ちなみに、おどかし役の中に本物の異形が混じっていて、それに気づいた瞬間、真顔に戻るのが笑えました(笑)

見える子ちゃん4巻 考察

続きが気になるのは、「神的な存在」と「善(臨時教師)」ですね。

この巻で守ってもらえる権利を使い切ってしまったので、今後どうやって自分の身を守っていくのでしょうか?しかも最後、神的なヤツがみこちゃんの後ろに現れて不穏な空気を出していました。みこちゃんが神社でおねがいした時、「なんでもします」と言っていたので、それの回収に来たのではないでしょうか。

ただ、神社でお願いするときに、みこちゃんは500円玉をお賽銭に入れてるんですよね。入れる金額はあまり関係ないという意見もありますが、たくさん入れてくれたお礼に特別助けましたよ、ってのも考えられるかも。そうなると、他になにか求めてくることはないのかもしれません。

個人的には、神社で「さんかい」って言う前に化け物(神たち)3匹が発していた言葉がすごく気になる!首を縦にふったり、横にふったり何か話し合いをしてしているように見えます。神社で助けたのは「さんかい」の内の1つにカウントするかしないか、とかですかね。

とにかく相当な力を持っていそうなので、この神的なヤツがみこちゃんを元の「見えない子ちゃん」に戻してくれる可能性もあるかもしれません。でも、見えることによっていい事もあったから、なんだかんだ元に戻らないという選択をする。みたいな展開もあるのかなと勝手に妄想しています。

あと、善もねこ好きの優しい人間だったと判明しましたが、最後のページで「えっ!?」っていうシーンがありました。優しい人間なのか、そうでないのか…
著者いわく、初めは善のことをもっと純粋に悪役にするつもりだったと言っているので、結局わるい人って落ちもありえますね。

ただ、見える子ちゃんはあくまでも「ホラーコメディ」であることを意識して書いているみたいなので、シリアスすぎる展開になることはないと思います。2巻から徐々に内容にシリアス性やストーリー性が出てきたと感じますが、「これから完全にストーリー漫画にシフトしていくわけではない」と著者が言っており、これからも「かわいさ・怖さ・笑い」のすべてがバランスよく楽しめる作品として楽しんでいけそうです。

早く4巻が読みたい!!